もう10年以上も前に旅先でジャケ買いした、リヒテルのアルバム。
しまいこんだまま、あまり聴いていませんでした。
久しぶりに聴いてみたら、ラフマニノフの前奏曲4番(ニ長調,Op.23)の、美しいメロディが心に刺さって離れない、即楽譜を買いに。
主旋律の周りには他のメロディが綾織のように幾重にも重なって、、、
それ以来ピアノを弾くたびに(こっそり・笑)弾く一曲になりました。
綺麗にメロディを歌えるようになったら誰かに聴いてもらいたいな、と思いながら。
木漏れ日のような美しいメロディはD-durにぴったり。
ライブ版の「道化師の朝の歌」も圧巻です!
ちなみにラフマニノフは手足の末端が長くなってしまう病気、マルファン症候群ではないかとされている作曲家です。身長は2メートル、12度(オクターブ+4度)の音程も軽く届き、右手の2,3,4,5の指で「ドミソド」の和音が弾け,1の指をくぐらせて5の指の右側の「ミ」の鍵盤を弾けたとか!軟体動物!?
実際に肖像画などを見ると指先がピアノの蓋まで届いていますよね。
そんな作曲家の曲を演奏するのは手の小さな女性にとっては無謀な挑戦なのかしら?と落胆したり、、
でも、必ずどこかで演奏しようと思います♪